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千葉の病院だより③(千葉大学医学部附属病院小児科 科長 濱田 洋通先生)

お知らせ,医療・福祉等に関する情報

3回目の病院だよりは、千葉大学医学部附属病院の濱田先生です。
濱田先生は、2021年4月に東京女子医科大学八千代医療センターから、千葉大学に移られました。
千葉大学病院には2019年に千葉県移行期医療支援センターが設置されましたが、その移行期医療支援センターの副センター長でもあります。
千葉大学医学部附属病院は、先天性心疾患の患者はあまり多くはありませんが、(成人)内科の診療などは県内でも随一です。
長く先天性心疾患の病児を診ていただき、守る会との関りも深い濱田先生が、県の移行期医療支援センターに関与されていることは、小児医療から成人医療への移行という問題を考えなければならない心臓病児と家族にとって心強いことと思います。

◆千葉大学医学部附属病院 病院概要
・住所:千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1(JR「千葉駅」からバス15分)
・ホームページURL
https://www.ho.chiba-u.ac.jp/hosp/section/shoni/index.html
(小児科)
https://www.ho.chiba-u.ac.jp/hosp/section/ikoki/index.html(移行期医療支援センター)

千葉大学医学部附属病院は、千葉駅からバスで10分あまり、千葉市中央区にある総合病院です。
小児期心疾患を有する方が成人に達して様々な疾病を新たに発症あるいは合併症として生じた際に診療が可能です。
複雑な先天性心疾患の手術は行っていません、心臓奇形のある方の不整脈治療も専門家はおりません。
しかし、他の内臓や婦人科、泌尿器科疾患、ホルモン、糖尿病など成人期にかかる疾患は各分野にわたり専門家がおり様々な治療が可能です。

病気や合併症の診断がついており、主治医の先生がOO科に紹介という形が可能であれば直接当該科に紹介になります。
その際小児科循環器部門が循環器内科と共同して心臓評価(手術や麻酔に耐えられるか など)等をお手伝いします。
明確な診断がついていないが何らかの症状で困っている場合は主治医の先生と小児科循環器部門が相談した上でどの科に相談するか、その橋渡しをいたします。

小児外来にトランジション(移行期)外来を新設し、看護師が本人・家族と、小児科から成人科への移行に伴う不安や課題について相談に乗っています。
また、移行期医療センターでソーシャルワーカーが医療費や社会資源を含めた相談に応じています。

千葉大学病院での診療を希望される場合、まずは主治医の先生に相談をお願いします。

千葉県移行期医療支援体制
移行期医療支援センター設置により期待される効果

千葉の病院だより