福島市で小慢患者への交通費助成はじまる
(本部事務局通信)
福島県支部から情報が届きました。
福島市では、4月1日から小児慢性特定疾病医療助成を受けている世帯で、県外の医療機関を受診する際の交通費の一部を助成する制度を開始しました。
ホームページによると、助成は1年度3回まで 助成額は医療機関の地域と年齢により定額になっています。
オンラインでの申請も可能です。
福島県支部によると、県内で他の市町村で同じような事業を行っているところはなく、福島市独自の制度として行っているということでした。
〔解説〕
心疾患以外でも小児慢性疾患では、医療機関が近くにないことが多く切実な問題です。
広島市では早くから同じように市の独自事業として同様の制度を実施してきました。
また、島根県では育成医療の利用世帯に対して手術の時の交通費を助成してきました。
ホームページで調べた範囲ですが、以下のところで同じように助成を行っているようです。
北海道…別海町、猿払村(宿泊費も助成)、歌志内市(道内のみ)
群馬県…高崎市、前橋市
広島県…広島市、三原市、廿日市市、海田町
都道府県で実施しているところはなく、同じ県内でも市町村により助成が受けられるところと、そうでないところがあるという状況です。
国は、小慢の自立支援事業では現金を支給する事業は行えないとしていますが、この助成事業を全国で行えるようにひき続き要望していきたいと思います。